一般社団法人安城青年会議所

第66代 理事長所信

一般社団法人安城青年会議所
第66代理事長 河原 俊哉

はじめに

 2025年度、安城青年会議所は『笑顔で繋ぐ、希望の輪。』をスローガンに運動して参ります。私自身が大事にしている事をスローガンに込めていますが、青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会」の実現に向け辿る過程や実現できた際に欠かせないものだからです。『笑顔で繋ぐ、希望の輪。』とはすなわち“笑顔”。笑顔の力は伝染します。免疫力の向上・ストレス軽減・ポジティブな感情の促進・ミラーニューロンの働き・社会的絆の強化と「笑顔」には個人の健康だけでなく、社会全体の幸福感を高める力を持っています。だからこそ『明るい豊かな社会』の実現に向けて活動する私たちが「明るい豊かな」の象徴である“笑顔”を持たなければ達成できません。「笑顔になってほしい人は誰か?」自問自答すると同時に、まずは会員自身が笑顔になろう。それが地域に伝染し好影響をもたらすために

会員拡大会議

 安城青年会議所の会員拡大は最優先事項の一つです。仲間を増やすことは私たちの活動の質と量を向上させるために欠かせません。新たな会員は新しいアイデアとエネルギーをもたらし、私たちの組織をより活発で魅力的なものにします。今一度、私たち安城青年会議所会員は、会員拡大の必要性を深く理解し、対象者の明確化と中長期目標を共有し、計画的な会員拡大活動を進めて参ります。

LOMアカデミー会議

 青年会議所は中長期目標を立て進まなければいけません。5年後を見据え、次代の安城青年会議所を担う人財を育てる環境を整備し、青年会議所の何たるかを「三信条(修練・奉仕・友情)」のもと、地域貢献や青年会議所運動の「楽しさ」を感じ、学び、新入会員一人ひとりが責任感を持ち率先して行動できる人財へと成長を目指します。
 そして、国内で開催される諸大会には魅力的なフォーラム・セミナーが多く行われています。参加することで実践的な知識が得られ地域社会や会員自身の課題解決につなげられます。青年経済人として知見を広げ、会員全員が当事者意識を持ち率先して諸大会へ参加し会員の成長へと繋げます。

七夕特別委員会

 地域社会とは「住民同士のつながりや相互扶助」を基盤としています。しかし、インターネットやSNSの普及により、リアルな人間関係が希薄になり「助け合い」精神の低下が懸念されています。コミュニケーション不足は相互に誤解が生じ地域住民同士の信頼関係が築き辛くなります。その結果、助けを求めることへの心理的ハードルが上がり、地域社会全体の連携が弱まることにつながってしまいます。このような状況を改善するには、行政や諸団体と連携し、地域イベントやボランティア活動を通じた交流が促進される事業を展開し、「助け合い」精神を再構築することが必要です。「助け合い」精神が広がり一人でも多くの市民に「笑顔」をもたらし、「笑顔」の輪を広げて参ります。

総務広報委員会

 私たちの組織運営において事務局機能を有する総務広報委員会の役割は非常に重要です。当委員会は組織基盤を支える守りの要であり、その機能がなければ、私たちの活動は前進しません。組織運営が委員会又は会員個々の意識に波及し、組織力を高めるためには事務局機能が円滑に機能することが必要不可欠です。定款を含む規則や運営規定は時代の変化に伴い見直しを必要とし運営方針においても変化に対応する姿勢が求められます。現状の評価、フィードバックの収集、柔軟な対応を通じて、組織が時代に適応し続けることが必要です。安城青年会議所が進むべく方向を間違いないよう指針を示すと共に影の立役者として組織運営を支え、規律を正し、組織力を強化することで、より魅力的な団体へと進化を遂げます。
 広報活動の重要性は「地域に根ざし、地域から求められる団体であることを世に示すこと」です。私たちの活動は、自己満足に終わることなく、地域の実情に即したものでなければなりません。そのためには、他団体との協力を通じ共鳴する声を高め、発信力を強化することが重要です。理念に共感し合える他団体との連携を深めることで、私たちの声はより大きなものとなり、より多くの人々に届きます。

結びに

 私たちの活動を通じて、多くの会員が「卒業してよかった」と思える団体であり続けること。そして、地域に必要とされる存在となることを目指します。一人ひとりが社会貢献のために計画立案と行動できる人財へと成長し、これからも地域社会の発展に寄与し、笑顔で繋がる希望の輪を広げていきましょう。