9月例会 ともに考える~大切な命を守るために~を開催しました。

この度は「9月例会 ともに考える~大切な命を守るために~」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回は安城市PTA連絡協議会と共同し、安心して子育てできる環境づくりについて考えるための事業を開催させていただきました。


緊急事態宣言下の中、Zoomウェビナーを使ったハイブリッドで開催させていただき、WEBを通して400名を超える視聴者の方々にご参加していただけたことに心より感謝申し上げます。
北は北海道から南は沖縄まで、また海外からも参加していただき本当に有難うございました。

今回の例会事業は、担当の中野匠委員長が住んでいる近くの公園で昨年、当時20歳の若年層の女性が障害者トイレで出産してしまい、トイレの中が血まみれになっており、近くの植込みから白いビニール袋に入れられた赤ちゃんが発見されるという事件がきっかけです。
遺棄された赤ちゃんはへその緒がついたままの状態で、見つかった時にはすでに死亡していたそうです。

何故その事件は起きてしまったのか?
何故その子どもが死ななければならなかったのか?
何故その女性は近しい人に相談できなかったのか?
そこに疑問を抱き、親の抱える育児不安に着目しました。

今回の事件では死体遺棄をした女性が加害者とされていますが、避妊をしなかった男性には責任はなかったのでしょうか?
メディアでは女性ばかりを責めていますが、身体や心にダメージを負うのは女性です。

この事件から子どもに正しい性教育を教える環境が必要だと考え、講師 のじまなみ氏に親の誰もが一度は経験する子どもへの性教育が、まだまだこの日本では発展しておらず、性による悩みを抱えている親や子どもがたくさんいることを実際に起きた出来事を交え、非常にわかりやすくご講演いただきました。
親から子ども達に、性犯罪の防ぎ方や、命の大切さ、命のスタートであるセックスの話や、今すぐできる性教育について、保護者の方、またこれから保護者になる未来の親になるために是非聞いて欲しい講演となりました。
親が性教育において大切なことを理解し、子どもに正しい性教育を行うことは、命の大切さを子どもに伝えていくことにつながります。
普段の育児を見つめ直し、育児不安の解消のためのヒントを得ていただけたのではないでしょうか?

のじま なみ氏の著書の中に記載されていますが、親自身が自分の子どもに性というものをどう伝えていいのか、どう教えていいのかわからない方がほとんどです。
保護者達に今必要なのは、正しい性教育のスキルと、それを実行する行動力です。
正しく伝える方法さえわかれば、子どもは性教育を親からの「愛情」として、そして「大切な知識」として受け取ってくれます。
命の大切さを知っている子は自分を大切にします。
愛を教えてもらった子は他人に優しくできます。
あなたの大切なお子さんが、人をいたわり、自分を大切にできますように!

最後に、緊急事態宣言下で会場に集まっての講演会が厳しい状況となりましたが、一人でも多くの方にこの講演を聞いていただきたいと思い、SNSを通じて各地で性教育活動をされている団体様からも周知していただけたことに感謝御礼申し上げます。
急遽のお願いにも関わらず、同じような活動をされている団体様を紹介していただき大変助かりました。
また、各地青年会議所の皆様もご参加と広報活動のご協力誠にありがとうございました。
コロナ禍で人と人とのつながりが感じづらい中、多くの方に協力いただけたことで本当に多くの方に今回の講演を届けることができ、改めてつながりの大切さを感じることができました。
今後とも安城青年会議所の活動にご協力いただけたら幸いです。

【講師 のじま なみ 氏】
プロフィール
・性教育アドバイザー。
・「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」代表理事。
・防衛医科大学校高等看護学校卒業後、看護師として泌尿器科に勤務。
・夫と3人娘の5人家族。
・「子ども達が危険な性の情報に簡単にアクセスできる世界にいる」ことに危機感を抱き、2016年 「とにかく明るい性教育【パンツの教室】アカデミー」を設立。
・国内外7,000名のお母さん達に、家庭でできる楽しい性教育を伝える。
・2018年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会」設立。
・2019年6月現在インストラクターは海外含め205名、講座生7,000名以上。
・楽しく遊びながら性教育ができるオリジナルカードの開発も手がける。
・2019年6月現在メルマガ読者1万2,000人超。
・NHK首都圏ニュース、NHK・BSプレミアム「専門家だってヒトゴトじゃない!」、新聞各社、The Japan Times、ドイツ国営放送など国内外のメディアからの取材を受ける。
・幼稚園・保育園・小学校から要請を受け全国で講演多数。



※集合写真は、直前までマスクを着用し、会話を控えて撮影しました。