一般社団法人安城青年会議所

第63代 理事長所信

一般社団法人安城青年会議所
第63代理事長 杉浦 真悟

はじめに

 日本という国は逆境からの這い上がりの歴史だったのかもしれません。明治維新という大きな革命からの這い上がり、敗戦からの這い上がり。そのたびに日本は強くなり、成長してきました。現在の日本はどうでしょうか。自然環境を鑑みましても、ここ10年で地震、台風、水害など大きな痛みがありました。日本としても人口減少に伴う国力の衰退、そして昨今のコロナウイルスに伴う社会情勢の変化。我々日本人はまさに逆境に立たされているとも言えます。そしてそのような時代だからこそ、日本を作ってきた先人たちと同じように這い上がっていかなければいけません。
ではこの時代、JAYCEEがやらなければいけないことは何でしょうか。以前の非常識が現在の常識になっていきます。SDGsなど新しい考え方ができ、物事の多様性が重視される時代になってきています。また、昨今のコロナウイルスによって社会構造の変化も起こっています。社会の変化が必要とされているのであれば、我々JAYCEEは受動的ではなく自ら変革を起こし能動的に変わっていこう。

〜こども達とともに〜

 地域のみらいはいつもこども達と「ともに」あります。こども達の未来は地域の未来です。こども達が将来成長していく過程で大切になってくるのは、どれだけ有益な情報に触れたか、体験をしたかによるものです。触れた情報や体験が多ければ、新たな発想やアイデアが生まれ、より豊かな社会を創造することができます。しかし現状で一般のこども達が得る体験は、学校による均一的で一般的なものに限られます。そこで安城青年会議所では学校では得ることのできない情報、体験をこども達に提供いたします。それによりこども達は新しい情報や体験を通じて、新たな価値観を得ることがき、その結果、地域の新しい未来を創ることができます。青年会議所が地域の未来を創るにはこども達と「ともに」あると考えます。

〜地域とともに〜

 我々の住む安城市には「安城七夕まつり」があります。「安城七夕まつり」は、商店街が中心となり運営し、地域を代表する祭りになってきました。我々安城青年会議所もこの祭りに初期からかかわり、地域のシンボルを作ってきました。またその他にも、地域の行事に様々な形で関わり、地域の中核を担ってきました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響、時代の変化による価値観の変化などにより、これまで可能とされていたことが突如として不可能になる時代となり、今まで地域で行ってきた行事も例外なく形を変えることを余儀なくされました。その中で我々青年会議所がしなければいけないことは地域の変革の先頭に立つことです。地域のために確固たる信念をもって突き進むことです。市民から発せられた、地域を大切にする声に耳を傾け、地域の新しいかたちを提案していきます。市民と、まちと、「ともに」変化する一歩を踏み出していきます。安城青年会議所は市民と、まちと、「ともに」あろう。

〜組織とともに〜

 我々青年会議所が活動するうえで大切になってくるのは、多くの市民に活動を支援してもらわなければいけません。しかし現状では市民の多くの人が安城青年会議所の活動を理解し、認知しているとは言えない現状があります。現に、活動の募集をしても募集人数が埋まらないことも多いです。そのために組織を認知してもらい、魅力を感じてもらえるような活動をしていきます。
SNSやメディアを使った発信、活動による発信。より多くの市民の目に触れ、組織を認知してもらうからこそ、メンバーはより大きなチャレンジをすることができます。市民に活動を認知してもらう、支持してもらう組織へ変革していきます。
明るい豊な社会の実現のために必要となってくるのは、自ら変革でき、地域のリーダーになれる人材を一人でも多く創出していくことです。そのために、青年会議所に入会する仲間を増やし、発展・成長の機会をメンバーに与えていかなければいけません。そしてそれは、私たち一人ひとりが組織の魅力にプライドをもち、熱をもって伝える人がいなければ拡大はできません。そのために、メンバー全員拡大に取り組み、新たなリーダーとなる仲間を増やしていこう。しかし従来までの拡大方法で新たな会員を増やし続けるのは限界があると感じます。それは過去の会員数と現在の会員数を比較しても明白です。そしてコロナ禍により、拡大手法にも制限がかかっています。多様な人財の入会の幅を広げ、青年会議所の魅力に触れる機会を作り出し、ニューノーマル時代に即した新たな拡大活動を創造していきます。 広報活動、拡大活動と「ともに」我々の組織は成長できる 。

〜会員とともに〜

 変革の時代、未来をつくるリーダーが必要です。現在、地域には様々な民間団体があります。社会奉仕団体や青年団体が数多くある中で、青年会議所としての独自性や魅力を発信し、市民や地域に必要とされる団体にならなければいけません。
まずは、私たちが自己研鑽を繰り返すことで成長し、この地域や社会が抱える問題を解決する能力を高めます。そして、周りとともに考えを共有できる人間を目指します。さらに自らの考えで動き、自ら変革を起こすことができる青年会議所こそがいつの時代もリーダーになっていくべきです。社会の、地域の、組織のリーダーになるためにともに成長しよう。そして成長するために欠かせないのが、仲間です。仲間とともに汗をかこう。体に汗をかこう。頭に汗をかこう。心に汗をかこう。ともに汗をかいたという経験が一生涯の財産になります。
また、青年会議所活動をするうえで、会社や家族からどれだけの承認、協力をうけているでしょうか。我々の行っている青年会議所活動は社会的にも大変意義のある活動だと思います。しかしいくら地域のために活動をしていても、自分のまわりから活動を認められなければ意味はありません。それぞれ、会社に戻れば会社の一員、家に帰れば家族の一員です。自分たちの活動を通して、会社や家族から認められるように活動していきます。まわりに認めてもらってこその青年会議所活動です。まわりに理解され、認めてもらえるような活動をしていこう。

〜LOMアカデミーとともに〜

 新入会員は次代の青年会議所を創ります。新入会員がどれだけ青年会議所の活動を理解し、安城青年会議所の仲間として活動できるかが安城青年会議所の将来にとって大切です。しかし現状では、コミュニケーション不足により、会員同士のつながりが希薄になりつつあります。現にせっかく青年会議所に入会しても、やめてしまうメンバーが以前にくらべ増えています。2022年度はLOMアカデミー事業を通して、新入会員同士でつながりを強めていただき、青年会議所の活動、事業構築、手法を学んでいただきます。青年会議所を学ぶことにより、メンバーとしての絆は強まり、安城青年会議所の活動は飛躍します。

〜SDGsとともに〜

 安城市は近年人口も増加し経済的にも豊かな地域といわれています。そこで我々は、より一層魅力的なまちを目指すために国連が定めるSDGsを安城青年会議所活動に落とし込みます。17の目標の達成に向けて少しずつでも着実に歩みを進めることが大切で、10年後に大きな軌跡を振り返ることが出来れば持続可能な安城が創造されていると確信します。そこでまず本年度は一つ一つの青年会議所活動にSDGsを取り入れ、持続可能な安城を世に広めることで、市民がまちの価値を再認識出来ます。そして、課題や改善点に対して行政・企業・市民と一緒に取り組むことで、まちが更に発展していくと考えます。また、そういった運動発信をし続けることで安城青年会議所に対する認知度を上げ強い共感と市民と「ともに」活動できると考えます。

〜組織運営とともに〜

 青年会議所は単年度制ではありますが、組織運営については「継続性の原則」があります。そして青年会議所にはルールがあり、それを遵守し円滑な組織運営をしていかなければなりません。青年会議所の活動には全てに意味があり、ただやればいいのではなく、その理解をメンバーに促していかなければいけません。そのために取り組む専門的な役職において、LOM内のメンバーに対して最大限の活動が行えるよう下支えしていく必要があります。具体的には、LOMのルールブックとなり事務を担う総務、組織全体の財務管理から事業の予算、決算を総括する財務。それぞれのミッションにおいて、LOMの屋台骨として常に組織がより良くなることを模索しつつ、責任感を持った活動を行っていきます。そして事務局が中心となり、将来につながる組織運営のサポートをしていきます。

〜結びに〜

 青年会議所は40歳までの限られた世代だけで運営している団体です。20歳から40歳までというのは社会人として成長期、変革期といえます。この時間をどう過ごすのかでその後の人生が決まるといっても過言ではありません。

なんとなく過ごすのもひとつ。
全力でやり切るのもひとつ。
どうせやるのであれば、「ともに」全力でJCをやってみよう!
「ともに」心を燃やそう!それが人生をつくるから。
それが人生の財産になるから。