一般社団法人安城青年会議所

第61代 理事長所信

一般社団法人安城青年会議所
第61代理事長 堀 和磨

はじめに

 本年度を迎えるにあたり、 一般社団法人 安城青年会議所が創立60周年という節目の年を滞りなく終えることができましたことを、行政をはじめ地域関係諸団体の皆様、同志である各地青年会議所の皆様、そして何より、これまでの歴史を築き、足跡を残してこられた先輩諸氏の皆様に対し、心より敬意を表すと共に厚く御礼申し上げます。
我々は、先輩諸氏が築き上げてきた信頼を継承し、今の時代にあった活動指針を掲げ、運動を展開していかなければなりません。我々の活動地域は「公共交通機関が充実している地域」と「豊かな自然に囲まれた地域」からなる、生活環境が整った住み良い地域です。しかし、これだけ恵まれた環境であるにも関わらず、人口減少と少子高齢化等の問題を将来的に抱えています。安城市の将来推計人口データによると2030年をピークに人口が減少傾向となっております。これらの問題を解決するためには、市民がまちに対しての愛着を持ち、他人任せにせず、自分以外のことに対して関心を持たなければなりません。我々青年会議所のやりたいことをやるのではなく、今、何が一番まちに必要なのか、市民が何を求めているのかを考え、これらの問題解決に向かう運動の展開が責務であります。我々は、「明るい豊かな社会の実現」に向けて、会員一人ひとりがまちや互いのために全力で向き合い、自分以外の人に関心を持ち行動するということを胸に刻み、果敢に「挑戦」し運動を展開して参ります。

地域力強化
 〜地域と共に成長を〜

 「まちづくりは人づくり」と言われるように、まちは人の成長なくして発展はありません。愛する家族や友人、同僚や社員が住まうこのまちに、誇りを持ってもらうために、愛郷心を抱き、自己修練を重ね、成長へとつなげてまちへ還元することが、青年会議所の責務であります。青年会議所がまちづくりとして何をするのかではなく、今何が求められているのかを考える必要があります。行政、地域関係諸団体と手を取り合い、市民が共感できる運動を展開し、この地域に大きなインパクトを与えるまちづくりを推進し、我々だからこそできる情熱を持った運動展開をしっかりと見定め青年会議所の理念に基づき行動をして参ります。

JC運動強化
 〜戦略・行動・価値を高める〜

 我々の活動を広く発信しブランディングを行うには広報活動に力を入れていかなくてはなりません。それは、どんなに良い活動を行っても、市民にその運動が届かなければ、我々の活動はないに等しく、市民の意識を変革するまでには至らないのです。地域を巻き込める時代に即した情報発信を行い、市民の共感を得ることで、地域活性化につなげて参ります。青年会議所が市民から見て魅力のある団体 であるか、現在では様々な地域団体が数多くある時代であります。青年会議所としての独自性、魅力、発信力を高 めていき、地域に対して様々な角度から運動発信を行って参ります。我々の目標はどこにあるのか、市民に何を伝えたいのかを明確にし、青年会議所の価値を高めるべく、熱い想いと、しっかりとした戦略をもち安城青年会議所のブランディングを推進し、より多くの市民から必要とされる団体 へと変化して参ります。

組織確立強化
 〜思いを一つに 重みのある組織へ〜

 より良い社会を創るには、より良い人財を一人でも多く生み出すことであり、青年会議所はその機会を提供される場ですが、人は様々な役職や仕事を担うこと、思考を巡らせ文書を練り、説明して論戦を交わすこと、組織や人を動かすこと、これらの過程を経て成長するものです。しかし、これは相手があってこそ成し得るものであり、また、人の数が多いほど多様な考えが身に付き、青年経済人として、聞き手に対し考えを伝える機会があることにより表現力を高められることや、何より多くの経験を与えてくれる役職や仕事の量、つまり、成長の機会を多く生み出せることとなります。そして、人をより多く集めるには、自身が発する説得力のある言葉によって人の考えを変え、心を動かしていかなければなりませんが、言葉に信頼性を持たせるには、頭だけで組織の意義や魅力を理解することでも、口先だけの説明能力を磨くことでもなく、実体験を有することが最も大切です。このため、自ら積極的に青年会議所活動に取り組み、その体験でもって自分の言葉や成長した態度・行動で組織の魅力や有用性を他者に伝達していかなければなりません。人の意識を変えて巻き込み、組織が生み出す成長の機会を通じてより良い人財を育成し、会員一人ひとりが主体性を持って取り組んで参ります。

総務運営
 〜意識の統一・価値ある組織運営へ〜

 青年会議所活動の礎は会議活動であり、会議を通して事業計画を磨き上げることで、より強固で大きな運動へ結びつくと確信しております。我々の情報共有と重要な意思決定機関となる理事会や総会などの諸会議は、運動や活動をより良いものにするために、成果の伴う有意義な議論を交わせる場にならなくてはなりません。諸会議を円滑に進めるためには、組織のガバナンスを高めるべく、階層的な指示体系を徹底することで会議体の質を高め、ルールを厳守し、時間の価値を高めた会議運営を行う必要があります。そして、会員の大切な会費を使わせていただくという高い意識を持ち、費用対効果を考えた健全な予算の執行管理が求められるため、厳しさが必要になります。それは、組織の基盤が強固でなければ、その上に積み上げる事業や運動が崩れてしまうからです。互いに切磋琢磨し高め合い、志高い 会員の迅速な情報共有と強い連携のもと、効率的な事業構築を支援可能な組織に進化して参ります。

LOM アカデミー
 〜次世代を担うリーダーへ〜

 我々、青年会議所会員各自が自己研鑽に努め、地域を牽引するリーダーへと成長していかなければなりません。LOMアカデミーでは、新たに入会する会員に対して、例会事業や日本青年会議所事業後の懇親会の設営を通して、青年会議所としての行動規範や思いやりの精神を学んでもらい、さらに、青年会議所の魅力を感じていただき、一年間を通してJCで学びJCを楽しむことからはじめ、「奉仕」「修練」「友情」の三信条のもと、「明るい豊かな社会の実現」を目指し、一人ひとりが責任を持ち、自らの考えで率先した行動を実施することができるJAYCEEになれるよう努めて参ります。

結びに

 会員の皆様には、活動を通じて信頼できる仲間を作り、共に全力で楽しんでほしい。そして、本気で向き合ってほしい。青年会議所は機会の提供の場、ただし、その機会を活かすのは自分自身です。 「挑戦」の機会を何度も与えてもらい、達成感を積み重ね、自らが成長する。そして、経験を得て自ら行動するようになり、その思いがまちの発展へとつながり自信となる。人は、やれることだけやっていても、自己成長にはつながらない。「挑戦」し苦悩と共に得た経験は、自身の真の成長と強さへと変わります。青年会議所は、必ず自己成長できる場。活かすかどうかは、自分次第です。新たな一歩を踏み出した今、更なる勇気と情熱を胸に希望に満ちた未来の実現に向け、共に邁進して 行きましょう。